治りかけの傷口のカサブタをはがしてまた出血すると気持ちが良いように、スマホの裏蓋をベリッとはがしてみた。 枠だけがアルミかなにかの金属で裏蓋は下敷きみたいな素材が接着剤で貼られているだけである。 黒いシールドのようなフィルムが貼ってあるので、これ以上の分解は無駄というか、バッテリーもリチウムポリマータイプというのか袋状の部品なので自分でバッテリー交換するのは無理のようである。 体積の半分くらいはバッテリーで占めているのかと実感した。 スマホも動かなければプラスチックと金属の塊で、どう動くかはOSとかアプリしだいである。 人間も西暦でいうと2000年以上もOSをアップデートしていない生物みたいなものなので、そろそろ、言語とかそういうものを根本からアップデートすると、この世界も少しはマシになるかもしれん。 人間は言語によって妄想の世界を作り出してそこで生きてるわけで、コンピュータで作り出したバーチャルリアリティ映像との違いは無さそうである。 以前、飛行機の窓から朝鮮半島を見た時は何も見えなかったので、あそこには元々、国とか街は存在していないのである。すべては政治やマスコミが作り出した妄想とかコメディ映像である。 そういえば、ジムキャリーが主演していた映画で、人生が全部テレビのセットだったとか、そんなのがあった気がする。