亀万年、甲羅を着る


ミロクは強敵だ。
その無限の慈悲で私達を絞めつけてくるのだ。
それに対抗するには頑丈な甲羅が必要だ。
しかしあまりにも硬い甲羅だと相手を傷つけてしまう事になる。
少しへこむくらいのしなやかな冬の若木の小枝のような柔らかな甲羅で、
しかも手足は自由に動かせて、
寒さの冬は炬燵のようなその中に縮こまり、
日差しの春には石の上で干せるような、
そんな甲羅を私は持ちたい。

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